FRP成形されたパーツは表面が荒れていても、材質本来が有する“切削性の悪さ”より、直接の研磨等の加工が出来ない事が最大のネックである。
そこで、荒れた表面に特殊樹脂のコーティングを行い、その樹脂から成る層を研磨する技法にて表面処理が行われる。 |
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ブロックをFRP樹脂で接着してから特殊樹脂でコーティングを行う。
画像は肩を含む両腕及び、腰のアーマー。 |
当然ながら、表面処理をする為にはコーティングされる特殊樹脂にはある程度の“厚み”が必要となってくる。
従って、この工程は時間をかけながら何度も何度もコーティングが行われる。 |
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特殊樹脂の乾燥時間は天候によって大きく左右される。
スケジュールが決定されているとは言え、ここだけは神頼みとなる。
制作チームが最も心配していた工程。 |
FRPの表面に何層にも重ねられたコーティング材は完全に乾いてから研磨される。 |