デモンベイン立体化計画
Vol.12 (2006/3/3更新)

いざ行かん汝の待つ京都の地へ!
『2mデモンベイン リペイントへの道』
デモンベイン回収道中記

ワンフェス会場に降臨したデモンベインの雄姿を君は見たか!?
新生デモンベインを目の前に息を呑む皆を見て我々は涙した!!
『今回もムチャして良かったッッッ!!!!!』


2003年にロールアウトし、はや3年。
幾多の戦い(展示)で積み重ねられた傷や塗装の剥れを
現地改修によってなんとか耐えてきた2mデモンベインがついに全面改修となった!

回収後、初お目見えとなったワンダーフェスティバル2006[冬]には、
生まれ変わったデモンベインを一目見ようと多くのニトロ&デモンベインファンが集結。
メタリックタイプからホワイトが眩しいアニメカラーに塗り替えられ、全身に魔法文字が加わり、
その瞳を緑に輝かすデモンベインの姿をギャラリーもスタッフも堪能した。

しかし! そんな輝かしい新生デモンベインの影に隠された旅があった!!
ここに、イベント前日デモンベインの回収に出かけた男たちのエピソードを公開する!!



- 1:00 -
出発の刻

▲ワンフェスまでお供する頼もしい味方 ▲激しい到着時刻を表示するカーナビ ▲まだ空っぽな車内

2006年2月17日午前1時……
2mデモンベイン回収の旅が始まる。
目指すは京都ボークス本社。
遠方の旅での道しるべカーナビに目的地を設定していざ出発!

到着予定時刻 12:26

なんだこの時間はーー!?
安全運転にも程があるような到着時刻を提示するカーナビ、ダイジョウブなのか……?


- 1:10 -
法定速度内最速進行ッ!


▲写真もぶれちゃうくらいのスピード ▲なんかワープしてるみたい ▲夜中の高速はトラックが多いデス

出発して10分。
東名道を進もうとする我々の意思とは別に、
ただひたすらに中央道へのりルートを呼びかけるカーナビ。

中央道は通らないルートと設定する我々の行動はことごとく無視される。
走っている高速を降ろしてまで中央道へ導こうとするこの愚考、
リルートモードが解除されないままさらに10分が経とうとしていた。

どこに連れて行くつもりなのだろうか……。


- 1:20 -
アリーヴェデルチ


▲お疲れ様でした…。 ▲カーナビに取って代わる仲間

リルートモードに突入してからさらに10分、ついにカーナビがナビを辞めた。
ナビを辞めたカーナビなんて、ただのカーではないか!!

そんなカーナビにアリーヴェデルチして、我々は電気の供給を断った。
これからはオーディオの時代だ。


- 4:00 -
浜名湖到着


▲初休憩を浜名湖でとる ▲夜食。ニトロ広報あっきゅんは五平餅好き ▲夜中の浜名湖、何も見えない

出発してから約3時間、浜名湖PAにて最初の休憩。

トイレや簡単な夜食を済ました後、せっかくなので浜名湖を見に行く。
駄目だ、暗すぎて何も見えない……。

寂しい気持ちのまま浜名湖PAを出発した。


- 7:00 -
琵琶湖到着


▲ついに琵琶湖に到着 ▲遠くに見える琵琶湖 ▲琵琶湖のPAにある鉄棒、なぜ!?

浜名湖PAを出発して3時間、今度は琵琶湖に到着。

空も明るくなり、琵琶湖も綺麗に見ることができ……ない。
琵琶湖は遥か遠く、我々は景色を楽しむことさえ許されないのか……。

ふとPA内を見渡していると、謎の物体を発見。
写真をご覧いただきたいが、端のほうにぽつんと設置されている鉄棒。
まさかこれは、鉄棒ではなく運転に疲れたドライバー用のぶら下がり健康器か!?

日本道路公団の親切に甘え、ぶら下がり健康器で体を伸ばした我々は琵琶湖PAを後にした。
京都は目前だ!


- 8:00 -
京都上陸


▲高速おりて発見した建物の壁 ▲ボークスに到着! ▲寝床

最初にカーナビが示した時間よりも早くボークス本社に到着!
ただし、ここにきて問題が発生。
早すぎてボークス本社が閉まっている。
約束の時間まで後4時間。
車を止めて寝ていられそうな場所を探しに、我々はボークスを発った。


- 12:00 -
ボークス到着


▲ボークス玄関 ▲ボークス蔵 ▲ボークス庭園

なんとか時間を潰して12時、今度こそ本当に到着だ!
玄関にはたくさんのフィギュア、そしてさらに驚くことに庭園と蔵が!!

なんでも、昔呉服屋だった建物らしく、その名残だとか。


- 13:00 -
造形村到着


▲更なる山奥へ移動中 ▲造形村に到着! ▲造形村の緊急食料です(嘘)

13時、担当の方を乗せ最終目的地である造形村へ到着!
さすがはボークス、蔵や庭園があった本社にも驚かされたが、
デモンベインの改修を行っている造形村も負けてはいない!
なんと、生簀で飼っているのは鯉!

余計なことに感動しつつもデモンベインの改修作業が行われている工房(写真中央)に移動。
いざ、感動の対面だ。


対面デモンベイン

▲全体 ▲正面ちょい寄り ▲背中

ついにフルリペイントされたデモンベインと対面!

全身に魔法文字のデカールが入り、その瞳が緑に光る!
実は目の色は何種類かあるので、何かの機会でお披露目したいと思う。


- 14:00 -
急いで詰め込み


▲手分けして解体、梱包 ▲こんな感じで包まれます ▲車の後ろもパンパンです

再会の感動に浸りたいところだが、我々は本日中に帰らねばならない。
すぐさま手分けして解体梱包作業に入る。

今まで空き空きだった車の後部がデモンベインで一杯になり、
世話になった仮眠スペースも店じまい……。
いままでありがとう、仮眠スペース。


- 16:00 -
急いで帰り着


▲浜名湖以来の食事 ▲帰り道、行きより遥かに早く着きそう ▲四条大橋を通りました

車への詰込作業が完了し、すぐに造形村を後にする。


- 22:00 -
ただいま東京!


▲あと少しで到着 ▲ガソリンがなくなりそうです

帰り道はほとんど爆睡、気がついたら東京に到着していた。
本当にすまんドライバー。
ガソリンも限界寸前、危ないところだった。

「さあ、明日はワンフェス搬入だ!」
そんな捨て台詞が東京の夜空に木霊した……。



 東京-京都間を車で日帰りという強行スケジュールだった
デモンベイン回収道中記いかがだっただろうか?

こんな過程を経てデモンベインはワンフェス会場で立っていたのだ。
今後は遠方のイベントに参加するときに2mデモンベインを持って行きたいね!
と無責任極まりない発言をジョイがしていたので、もしかしたらそんな機会があるかもしれない。
そのときはぜひ写真では伝わらない本物を迫力を是非堪能して欲しい!

久しぶりに更新した『デモンベイン立体化計画』
今回のレポートはこれにて終了となるが
またいつか突発的に更新されることがあるかもしれないので、
頻繁に更新されるトピックスを是非チェックしていて欲しい!
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