デモンベイン立体化計画
Vol.6 (2003/11/21更新)

2mの鬼械神を召喚!!
D2 制作記録【2】
The plan of D2〜図面公開〜

完成に向けて第一歩を踏み出した“D2 Project”
今回は制作段階初期において、最も重要な図面を公開。


立体造形のモデルとしてガレージキットの存在は欠かせないが、
ただそれを2mに拡大するだけではD2の完成は不可能である。
拡大する事により発生する面構成のズレや
2mというスケールで目にした際のバランス調整、そして各部の重量対策。
しかしながら、測ったような図面の作成は
折角のGKによる立体造形が有する“味”を殺す危険性を孕んでいる。
そこで今回は下記の手段にて製図を行い、“図面上での正確さ”と“GKの有する味わい”
を両立させる今までに無い制作方法を取る事となった。



“イメージ”、“正確さ”、そして“味”!
三身一体の魅力を融合させたこれがD2の製図!!



1. 制作イメージ図

制作チームが形状を把握する為に、GKのパーツをトレースし図面を作成。
この図面がD2の第一歩であり、この段階にして

◆パーツ細造形の再現度検討
◆各部分割方式の検討
◆重量対策の検討


がシュミレートされる。
制作イメージ図よりGK版の複雑な形状が、ほぼ確実に再現される事が見受けられる。通常、大型モデルの制作は細部の形状再現がネックのひとつとなっている為、パーツの一体化に合わせ真っ先にデチューンされるが、イメージの段階で『2mでもこの造形を再現してみせる!!』という制作チームの強い意気込みが伺える。
◇肩部5面図:
この段階にて分割までが決定している。
複雑な形状がGKパーツより正確にトレースされている。
◇下腕部4面図:
5パーツ以上から構成されていた下腕部は、なんと1パーツのブロックにて再現される。造形の処理が見所である。
◇頭部光線:
現段階ではGK版と同じ形状。
前回の報告に合わせて形状改修が為される。
◇細部パーツ:
デモンベインのフォルムにアクセントを加える
特殊な細部形状の再現については、全て別パーツ化。
大型モデルとしては異例のパーツ数が予定されている。


2. D2 拡大図面

制作イメージ図を拡大、それによる誤差を修正し実寸大の“型紙”として使用されるD2における要。
作成された拡大図面を貼り合わせるようにして原型の形出しを行う。
(制作段階については次回にて解説)
この段階にて、当然ながら各部の正確なサイズが判明する。
◇下腕部:
イメージ図と比較しても遜色なく拡大されている。
◇腰部アーマー側面:
複数のブロックによる段差で構成された複雑な形状も再現される。
◇肩部アーマー側面:
巨大なボリュームの肩は前後幅で50cmを超える
◇肩部アーマー:
“型紙”として切り離し、スケールとして原型に貼り合せ、使用する。


3. GKパーツの直接拡大図
最後に原型師の“味”を伝える為の手段として実際に2mサイズに拡大された画像を作成。
製図された“型紙”により制作された原型と照らし合わせながら微調整を行う。
特に、D2の場合は立体物としての雰囲気を重視する為、最終的な調整には機械的に計算された形状ではなく、人の手、眼でのフィーリングによる“味”が造形に加えられる。


◇胴体部:
手前に見えるのがスタイルフォームの削り出しによる“原型”計られ、形出しされたパーツは、拡大されたGKの画像と照らし合わされ形状が調整されていく。
◇脚部:
方眼にトレースされ拡大されたGK版脚部。脚部の制作についても同様の流れにて原型が制作される。
◇資料となっているGK版のパーツ:
オマケ



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長らくお待たせ致しました。
“D2 Project”のページをご覧頂いているユーザーの皆様へ

次週の更新にて
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の販売方法及び詳細を発表させて頂きます。
更に、“D2 Project”に関するあっと驚く新情報も公開されるかも??


制作も快調!今まで以上に眼が離せなくなる“D2 Project”にご期待下さい。
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